はじめに
パソコンを使っていると「エクスプローラー」という言葉を耳にすることがあると思います。でも、「それってInternet Explorer(IE)のこと?」と混同してしまう人も多いのではないでしょうか?実際にその間違いをして上司をイライラさせている人がいました(笑)
実は、「エクスプローラー(正式には『Windowsエクスプローラー』や『ファイルエクスプローラー』)」は、パソコン内のフォルダやファイルを管理するためのアプリケーションです。一方、「Internet Explorer」は、インターネットを閲覧するためのブラウザです。
この記事では、「エクスプローラー」の基本的な使い方から、実はあまり知られていない便利な機能まで、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
エクスプローラーとは?
エクスプローラーは、Windowsに標準搭載されている「ファイル管理ソフト」です。パソコン内に保存されているデータ(ドキュメント、画像、音楽、動画など)を、簡単に探したり整理したりするために使います。
エクスプローラーの役割:
- フォルダの中身を確認
- ファイルの移動、コピー、削除
- USBメモリや外付けHDDなどのデバイス管理
アイコンと画面画像


フォルダとファイルの違い
- フォルダ:ファイルをまとめて収納する「箱」のようなもの。階層構造で整理できる。
- ファイル:実際のデータそのもの。Word文書や画像、音楽ファイルなど。
エクスプローラーの基本操作
エクスプローラーの開き方
- タスクバーの「フォルダ」アイコンをクリック
- Windowsキー + Eを同時押し
フォルダを開く・閉じる
フォルダをダブルクリックすると中身が表示されます。左側の「ナビゲーションウィンドウ」でフォルダの階層を素早く移動可能です。
ファイルを選択・移動・コピー
- ファイルをクリックして選択。
- Ctrl + C(コピー)、Ctrl + X(切り取り)、Ctrl + V(貼り付け)
ファイルを削除する
選択後にDeleteキーでゴミ箱へ移動。ゴミ箱から完全削除するには、ゴミ箱を開いて「空にする」。
完全に削除したい場合Shiftキー+Deleteキーで一発で削除できます。
実は知られていない便利な使い方
クイックアクセスの活用
よく使うフォルダを「クイックアクセス」にピン留めして、素早くアクセス可能です。
フォルダを右クリック →「クイックアクセスにピン留めする」
タブ機能(Windows 11以降)
複数のフォルダをタブ形式で開けます。新しいタブはCtrl + Tで追加。
アドレスバーでの直接移動
エクスプローラーの上部にある「アドレスバー」に直接パスを入力することで、瞬時にそのフォルダへ移動できます。
例:C:\Users\ユーザー名\Documents
まとめ
エクスプローラーは、パソコンの中を見渡すための「窓」のような存在です。Internet Explorerとは全く別物ですので、まずはその違いをしっかり理解しましょう。そして、フォルダやファイルの基本操作をマスターすることで、パソコン作業が格段に効率化します。
さらに、タブ機能やクイックアクセスなどの便利な機能を使いこなせば、あなたもエクスプローラー上級者に一歩近づけるはずです!